2010年度 信号処理 3年生Bコースの 試験結果の詳細と成績

このページでは,2010年8月10日実施のBコースの試験について,その結果の詳細を お伝えするとともに,教務課に報告する最終的な成績をお知らせします.

採点と集計が終了しました.(2010年9月6日 20:30).

このページを公開している目的は, 試験当日解けなかった問題をふりかえってもらい,講義終了後も信号処理の 勉強をしてもらうことにあります. ですので,まずは,以下の模範解答をご覧頂き,プリントを参照しながら 復習してみて下さい.


2010年度「信号処理論(Bコース)」の模範解答と採点基準.

今年はカラーコピーでB4からA4に縮小後,A4スキャナーで読み取ったjpeg画像です(模範解答1ページめ, 模範解答2ページめ

みなさんの試験の結果は以下のようになりました. 成績も決定しましたのでご覧下さい.

総合点成績個人識別番号試験得点問題1問題2問題3問題4問題5問題6問題7学科
下記参照 6桁生の点フ級数ディジタルFz変換FIR自己相関相互相関白色雑音 
   満点->1003,205,5,5,5,55,5,5,58888 
117314159 970,205,5,5,5,55,5,5,58888T
105000005 850,205,5,5,5,55,5,5,58408C
101015208 811,205,5,5,5,05,5,5,58408C
096123456 760,185,5,5,5,05,5,5,38804C
094088047 750,205,5,5,5,55,5,3,18008T
094082000 750,205,5,5,5,55,5,5,56004C
092036305 760,205,5,2,5,05,5,3,58418C
089980121 693,205,5,5,5,55,4,0,08004C
083752053 663,105,5,0,0,25,5,1,58818C
081052000 620,180,5,5,5,01,4,1,00788T
080080538 600,185,5,5,5,04,5,5,04004T
074900226 550,205,0,2,0,05,4,4,16008T
071078912 520,105,5,2,0,05,5,4,08008C
065903711 460, 00,5,5,5,05,5,1,58304C
065129297 460,200,0,5,0,01,4,5,04007T
064313602 440,100,5,0,0,05,5,1,08118C
064082006 470,180,0,0,0,05,5,5,46004C
062101751 460, 05,5,5,2,55,0,1,55008C
060201000 430,105,5,5,0,05,5,3,14000C
059494979 420,100,5,5,0,05,5,1,51005T
058734618 390,160,0,2,0,01,5,1,28004C
053888888 340, 55,5,2,0,52,0,2,08000C
053011125 370, 05,5,5,5,00,5,1,04007C
051052107 310, 25,5,5,0,05,4,1,04000T
046001213 300, 05,5,5,0,05,5,1,04000C
045199023 330, 00,5,5,5,05,4,1,04004T
041794109 220, 00,0,0,0,02,5,2,54004C
040375644 230, 05,5,5,0,00,4,4,00000T
039000000 360, 00,5,5,5,01,4,5,56000T
039291422 250, 05,5,5,0,00,4,1,50000C
038292929 320, 50,5,0,0,00,5,5,48000C
037105459 200, 00,5,4,5,01,5,0,00000C
035182003 150, 50,0,0,0,00,5,1,40000T
034820014 230,100,0,0,0,05,4,0,00004C
031不可654321 143, 00,0,0,0,00,4,3,00004C
028不可198601 210,100,5,0,0,00,5,1,00000C
027不可444444 140, 55,0,0,0,00,0,0,04000C
023不可082017 100, 00,0,0,2,00,4,0,04000C
021不可820030 20, 00,0,2,0,00,0,0,00000C
017不可112358 160, 00,5,0,2,00,4,0,04001T
008不可未受験 00, 00,0,0,0,00,0,0,00000T
003不可未受験 00, 00,0,0,0,00,0,0,00000T
003不可未受験 00, 00,0,0,0,00,0,0,00000C
000不可未受験 00, 00,0,0,0,00,0,0,00000T
000不可未受験 00, 00,0,0,0,00,0,0,00000T
000不可未受験 00, 00,0,0,0,00,0,0,00000T
000不可未受験 00, 00,0,0,0,00,0,0,00000T
000不可未受験 00, 00,0,0,0,00,0,0,00000T
000不可未受験 00, 00,0,0,0,00,0,0,00000T
000不可未受験 00, 00,0,0,0,00,0,0,00000T
000不可未受験 00, 00,0,0,0,00,0,0,00000T
000不可未受験 00, 00,0,0,0,00,0,0,00000T
000不可未受験 00, 00,0,0,0,00,0,0,00000T
000不可未受験 00, 00,0,0,0,00,0,0,00000C
000不可未受験 00, 00,0,0,0,00,0,0,00000C
000不可未受験 00, 00,0,0,0,00,0,0,00000C
000不可未受験 00, 00,0,0,0,00,0,0,00000C
000不可未受験 00, 00,0,0,0,00,0,0,00000C

総合点は,試験得点に, 「レポート点」と「演習提出点」と「模擬試験の日の出席点」を加算したものです.

【評価の境界について】 「不可」 の境界は,単に総合点の切れのよいところ(点数間隔のあいているところ)とか, 切れの良い数字(一の位の数が0とか)などの根拠で設定しているわけではありません. 試験の各問に対する解答状況,レポートの提出状況,模擬試験日の出欠など, 総合点の構成する中身を吟味し,境界付近の人の解答用紙を取り出して検討し, 慎重に決定しています.その結果,各評価は以下のような割合になりました.

秀:4人 (6.9%)優:9人 (15.5%)良:11人 (19.0%)可:10人 (17.2%)不可:24人 (41.4%)

好きな数字(6桁)には,重複はありませんでした. 本科目には追試等はありません.

★★★★★★★ 各問題に関してのコメント ★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★

【問題1】フーリエ級数展開

(2)は,レポートの問題と同じです.せっかくレポートを提出してもできなかった人は, 残念ながら身についていなかったということですので,もう一度計算練習してみましょう. (1)は,第5次高調波が,基本波の5倍の周波数であることから,すぐに計算できる問題のはずだったのですが, 答えられた人は4名しかおらず,来年以降の講義の中では,この部分をもっと繰り返し解説する必要があると考えています.

【問題2】ディジタルフィルタ

ごくシンプルなディジタルフィルタの問題です. みなさん,全体的には良くできていたと思います. (1)の線形差分方程式で,zを使った式を書いてしまった人は,時間領域と周波数領域が 頭のなかで整理されていない人ですので,もう一度復習してみて下さい.

【問題3】z変換

これも,レポートの問題,ほぼそのままの出題です. 解けなかった人は,授業中に配った「レポート問題の模範解答」を参照して復習して下さい.

【問題4】FIRフィルタとIIRフィルタ

FIRかIIRかを問う部分は,2者択一なので,運を天まかせでも,1/2の確率で4点とれるので,理解しているのか否か はっきりしない解答がいくつかあり,採点していて「しまった」と思いました.どちらがを答えるだけでなく理由を書き添えるようすべきでした. ちなみに,この部分が全く白紙の方が結構多かったのが意外でした.

【問題5】自己相関関数

過去問などでも何度か出題している事項なのですが,みなさん,全く手がつけられなかった方が多かったようです.

【問題6】相互相関関数

こちらも,全く白紙の答案が目立ちました. この問題にぎっしりと解答できたか否かで,プリントを良く読んで頂けているかがわかりました.

【問題7】白色雑音

白色雑音が何かを答えられた人は多かったのですが,なぜ重要かについて答えられた人は,その半分くらいでした. 模範解答では,未知の線形シフト不変システムの振幅特性の推定を具体例とした解答を示しましたが, それ以外でも,スペクトルが一定であることがキーになることが書いてあれば正解としています.

お約束しましたとおり, プリントの第三部(発展編)のプリント,欲しい方に配布します. 内容は,「第1章 新しいスペクトル推定法,第2章 線形フィルタによる信号の抽出, 第3章 適応フィルタ」です. 第1部〜第2部と同じポリシーで書いたプリントです. 希望される方は,kota@ice.uec.ac.jpにメイル下さい. 西2の1Fの事務室に印刷したものをおいておきますので,それを取りに来てもらう形です. すでにいつでも取りに来て頂くことが可能です. メイル,お待ちしています.


2010年の「信号処理論(Aコース)」の試験結果と成績の速報は, こちら

2010年の「信号処理論(Bコース)」の試験結果と成績の速報は, 今ご覧のページです.

2009年の「信号処理論(Aコース)」の試験結果と成績の速報は, こちら.

2009年の「信号処理論(Bコース)」の試験結果と成績の速報は, こちら.

2008年の「信号処理論(Aコース)」の試験結果と成績の速報は, こちら

2008年の「信号処理論(Bコース)」の試験結果と成績の速報は, こちら

2007年の「信号処理論(Aコース)」の試験結果と成績の速報は, こちら

2007年の「信号処理論(Bコース)」の試験結果と成績の速報は, こちら

2006年の「信号処理論(Aコース)」の試験結果と成績の速報は, こちら

2006年の「信号処理論(Bコース)」の試験結果と成績の速報は, こちら

2005年の「信号処理論(Aコース)」の試験結果と成績の速報は, こちら.

2005年の「信号処理論(Bコース)」の試験結果と成績の速報は, こちら.

2004年の「信号処理論(Aコース)」の試験結果と成績の速報は, こちら.

2004年の「信号処理論(Bコース)」の試験結果と成績の速報は, こちら.

2003年度の「信号処理論(Aコース)」の試験結果と成績は, こちら.

2003年度の「信号処理論(Bコース)」の試験結果と成績は, こちら.

2002年度の「信号処理論(Aコース)」の試験結果と成績は, こちら.

2002年度の「信号処理論(Bコース)」の試験結果と成績は, こちら.